CJ ENMは傘下のレーベルの再編を遂行し、それに伴い、ユリの所属事務所に関する報道もなされてきました。ここでは、本件の経過を報道等を引用して記述します。(2021年8月16日現在)
CJ ENM系レーベルの再編
4月20日、スポーツ京郷が単独記事としてCJ ENM系レーベルの再編について報じました。
同記事には、CJ ENMが「効率化などのために傘下レーベル再編作業を進行中」であり、それに関連して、CJ ENM傘下のStone Music Entertainmentが廃業を届け出たと書かれていました。
この報道に先立つ2月、CJ ENMは投資家向けにIR活動資料を公開しましたが、その資料の中長期戦略を説明するスライドにある「音楽レーベル」一覧に、IZ*ONEをマネージしていた事務所Swing Entertainmentが載る一方で、Stone Musicが載っていませんでした。
ユリは出身所属事務所がStone Musicで、上記報道や、それに先行して、あるTwitterアカウントが「Stone Music廃業」という部分を局部拡大してリークしたことなどから、一部WIZ*ONEの間でユリの今後の所属に不安が広がる結果となりました。
「現在整備中のレーベルから支援」
その後の4月29日、Newsenがユリの所属について、次のように報じました。
CJ ENM側は4月29日、Newsenに「元Stone Music所属だったチョ・ユリはStone Musicの廃業によってCJ ENMが現在整備中のレーベルから支援する予定だ」と明らかにした。
ポータルサイトプロファイルの更新(2021.5.25)
DAUMプロファイルは、5月20日付で、ユリの所属事務所を「WAKEONE Entertainment」に書き換えました。
またNAVERプロファイルも、5月25日までに、ユリの所属事務所を「WAKEONE Entertainment」に書き換えました。
【追記】上記プロファイルは当初「WAKEONE Entertainment」という表記でしたが、その後、「WAKEONE」に書き改められています。
WAKEONEの本格稼働
8月3日、WAKEONEが公式Twitterと公式Instagramを正式に開設し、所属アーティストの写真を掲載しました。詳しくは以下のブログ記事をご覧ください。
同日、CJ ENMが音楽コンテンツ本部長にキム・ヒョンス元コンベンションライブ事業局長を選任し、音楽事業の未来のビジョンを示したという報道がなされました。
報道(OSEN/朝鮮日報、2021.8.3)
日本語訳(KStyle)
この記事は、CJ ENMのレーベル統合とWAKEONEについて、以下のような説明でまとめました。
「WAKEONE」発足、メガアーティスト開発に着手
CJ ENMは、これまでの自社制作およびマネジメントレーベルのStone Musicエンターテインメント、ワンフェクトエンターテインメント、Studio Blu、OFF THE RECORDを統合して、WAKEONEを発足する。WAKEONEで事前企画、キャスティング、トレーニング、制作、マーケティング、マネジメントに至る“フル・バリューチェーン(Full Value Chain)”を構築して、優秀なアーティストをより一層体系的にサポートする。
OFF THE RECORDは、IZ*ONEのほか、fromis_9が所属していましたが、8月16日のfromis_9のPLEDISへの移籍をもって消滅しました。
また、IZ*ONEを途中から共同マネージしていたSwing Entertainmentは上記説明には含まれていません。
参考
CJ ENMのIR資料
https://www.cjem.net:433/company/ko/ir/01.jsp
(J.P. Morgan Korea Conference用の資料が当該資料)